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予習をきちんとするように!
中学生になったとき、あるいは高校生になったとき、先生や周りの人たちに言われたことがあったり、勉強の仕方について書かれた本などで読んだことがあったりした内容だと思います。皆さんの中にはその言いつけを守って、「ちゃんと予習しているよ」という人もいるかもしれませんね。そこまでしているなんて、立派だなあ、って思います。
でも、こんなことを考えたことはありませんか?
予習って何のためにしなければならないのだろう?
って。
理由がきちんとわかってやっていないと、せっかくがんばって勉強していても、効果が半減したり、予習を続けていくのが難しくなってきたりしてしまいますよね。それに、予習がなぜ大事なのかがわかっていると、予習で何をどこまですればよいのかが見えてきます。
だから今回はまず、なぜ「予習をしなさい」と言われるのか、「予習をすることでどのような効果があるのか」について説明していきます。
タイトルを見た瞬間、
なんで?そんなことあるかい!
という声が聞こえてきそうですが…(笑)
では、質問します。
授業は「聴き」ますか?それとも「聞き」ますか?
授業は「聴く」べきものなんです。「聞く」ものではないんですね。
何を言っているのかわからないですか?
ではきちんと説明しますね。
「聴く」というのは、英語で言うと listen のことで、積極的に耳を傾けることを指します。それに対して「聞く」というのは、英語で言うと hear のことで、自然に耳に入ってくることを表します。
もうわかりますね。そう、耳を傾ける必要があるから「聴く」んですね。
でも「聴く」のってものすごく集中力が必要なんです。こんな状態を授業中ずっと、ましてや5限や6限もの間、続けてなんかいられないですよね。
予習というのは、授業時間の中で、自分が「聴く」べき箇所をあらかじめ確認するために行うんですよ。
つまり予習というのは、授業中に注意深く「聴く」べきところと、「聞い」て内容の再確認だけすればよいところを選別するために行うんですね。
例えば、皆さんが次の日の数学の授業の予習ということで、教科書を読むことにしたとします。読んで内容がわかった箇所とわからなかった箇所を選別しておけば、授業中に「聴く」べきところは、読んでわからなかった箇所ということになりますね。
予習をするということは、こういうことなんです。
予習をすることで、授業で集中すべきところがわかっているので、効率よく授業を受けることができるようになるのです。
効率よく授業を受けることができるようになると、復習も楽になりますね。
復習すべき箇所は次の2点です。
こういう箇所を重点的に復習をして、それでも理解できていない箇所は先生や友達に質問するなどして解決すればいいですよね。
こういう勉強スタイルを続けていくことで、時間を効率よく使うことができるようになるので、最終的には勉強しなければならない時間が減少するということになります。
最初はたいへんだと思うかもしれません。でもしばらく続けていくことで、時間の使い方が上手になると思いますよ。
こういうことを考えたことはないですか?特に、塾に行ったことがない人って、
みんな、何をしに塾へ行くんだろう?
って考えてると思います。勉強をしに行くのは間違いないんですけどね。
私は、塾に行く目的は次の3つくらいに集約できると考えています。
特に2.と3.が重要なポイントだと考えています。
2については、山登りを例に挙げて説明します。
険しい山道を一人で山登りするよりも、同じ目的をもつ仲間と励ましあいながら登るほうが気持ち的に楽になるであろうことは想像できると思います。わざわざ授業料を保護者の方に払ってもらって塾に通うわけですから、「この教室で勉強するんだ」という方向には向かっていると思います。その仲間で、チームとして一緒に困難を乗り越えて、頂上に着いて苦労を語り合う、というのはいい経験になると思います。
3については、「どのようにしたら成績って上がっていくんだろうか」ということについて考えていけば、わかってもらえると思います。
成績を上げたければ、実は話は簡単なんです。
この2点の攻略ができれば、成績は必ず上昇するというわけです。でもそれが簡単にできることではないことは、今までの経験でわかっていますよね。
一人で勉強していると、理解できていない箇所や手をつけられていない箇所ってなかなか見つけられずに、結局、勉強時間を費やしたという事実のみに満足することが多いんです。こうなってしまうと、わかるところばかり勉強するので本人は気持ちがいいのですが(どの問題をやってもできるのですから…)、成績の上昇には結びつきにくいですよね。
ある程度の指導経験のある講師であれば、その生徒の状態や誤答傾向、テスト受験者全体の正答・誤答データなどからつまずきやすい箇所を的確に指導できます。また入学試験対策などでは、過去問等のデータ分析から出題されやすく、しかも受験生の弱点になりそうな箇所を指摘できます。
学習塾を探すときは、これらのことを考慮に入れながら面談や質問・体験などをするといいと思います。
個別指導学習塾 俊英塾では、お問い合わせくださった場合、入塾までの流れに沿って、丁寧に指導方針などをご説明させていただきますし、ご質問にもお答えいたします。お気軽にお問い合わせください。