小学生の勉強法 その2

興味・関心を持たせれば、社会科は得意になる

 小学1・2年生の教科に生活科が導入されて、今年度で27年目になります(1992年度施行の学習指導要領から設置されています)。それまでの社会科・理科の要素を含みつつ、生活の工夫や施設の使い方、人々とのかかわり方など「体験」や「遊び」といったものをふんだんに取り入れようと、指導も工夫されてきているなと感じます。地域の方々の協力を得ながら指導されている学校も多いと聞きます。

 

 社会科を得意にするための要素は、実はこの生活科の考え方の中にあると、私は考えています。

 

電子辞書を持って出かけましょう

 例えば、10円硬貨に描かれている建物にお子様が興味を持ったら、まずはインターネットで10円硬貨について調べさせましょう。その結果、その建物が何なのかわかったら、次は百科事典などで一緒に、平等院について調べましょう。

 

 できれば、調べたことを完結させるために、そのあと実際に京都府宇治市まで出かけられるといいですね。町の雰囲気や平等院のたたずまいなどの情報を実体験できるいい機会・経験になると思います。出かけるときはぜひ、電子辞書をお供に従えましょう。

 

 こういうときこそ電子辞書の出番です。昔、私たちが遠足に出かけるときに、先生方が作って持たせてくださった、あの「しおり」の役割なんですよ。ご家族で一緒に平等院について調べて、会話を楽しむ…。このような経験がきっかけで社会科に興味を持つようになるのです。

 

 興味を持つ部分は子どもによって違うと思います。ある子どもは平安時代の歴史に興味を持つかもしれません。木造建築に興味を持つかもしれませんし、宇治市の街並みに興味を持つかもしれません。あるいは、近くを走る京阪電車の歴史に興味を持つかもしれません。興味や関心を持ったモノ、出来事などについては自然と覚えてしまうものなのです。

 

 「社会科を得意科目にさせたい」とお考えであれば、上記のようなことから始めてみてもいいのではないでしょうか。

 

実際に出かけることができなくても、方法はあります

 私が好きなテレビ番組の一つに『ブラタモリ』があります。昔から毎週必ず録画して見るほど大好きな番組なんですが、その地域の地形から町(街)の成り立ち、地域の発展の仕方など、教科で言うと「地学」、「歴史」、「地理」など様々な側面から考察させてくれるいい番組だと思います。こういう番組を見ながら、ご家族で会話し、興味を持った点を詳しく調べるということでもいいですね。

 

 こういうことの積み重ねが点や線となって頭の中でつながっていくことで、子どもたちは成長していくのだと、私は考えます。

 

社会科を得意科目にさせるポイントは「実際に体験させてみる」ことにあると、私は思います。調べるためのアイテム(電子辞書など)やご家族との会話も重要な役割を果たします。